透視と霊視の違いとは
透視と霊視は似ているようで実は違います。
透視は形のあるもので視界に入らないものを見る能力の事を言います。 形のあるものを通して見る事になる為に、思い人がどこで何をしているかは見えますが、具体的に何を思っているかなど心の状態は見る事ができず、霊視に比べて情報が得にくいです。
時間を超えて見る事も透視と言われ、過去や未来を見る事ができます。
また、透視はチャクラという7つのエネルギーの出入り口を使い透視をする為に、誰でも能力を習得する事が可能です。
霊視の方が形を通さず、小さな断片から情報を読み取っていく事ができる為に、より繊細な情報を得る事ができます。
しかし、霊視は生まれ持った能力である場合が多く、誰でも習得できるわけではありません。
そして霊視は、過去に起こった事や前世においても細かく見る事ができ、現世での問題の解決にも繋げる事が可能です。
透視と言えば「千里眼事件」が有名
視界に入らない物を見る以外にも、箱など遮蔽物の中にあるものを見る事も透視と言います。
鈴木光司さんの小説「リング」からホラー映画にもなり有名になった貞子は、架空の人物ですが、この「リング」の貞子の名前のモデルになったのは、高橋貞子という超能力実験の対象になった被験者であると言われています。
明治時代の末に起こった、「千里眼事件」での透視能力を持った御船千鶴子もリングの貞子の母として描かれています。
千里眼事件とは、明治時代の末に、東京帝国大学の福来友吉や京都帝国大学の今村新吉と、透視能力や千里眼を持つと言われた御船千鶴子と長尾都子らが巻き起こした公開実験や真偽論争などの一連の騒動を指し、結局実験によって実証をする事ができませんでした。
千里眼≒透視能力
千里眼とは遠隔地の物を見る能力を指します。
ただし「通常では目視することが不可能な物を見る」ということで物体透視能力も千里眼の一種とされています。
遠隔透視と千里眼は同等に判断する説と、遠隔透視はテレパシーと透視を同時に行い、肉体を自分から切り離すこともありますので、遠隔地の物を見る千里眼の能力とは若干の違いがあると判断する説があります。
千里とは日本での距離の計り方の一里(3.9キロメートル)を示しているわけでは無く、長い距離や広い範囲の事を比喩として用いています。
また、海外で千里眼は、犯罪の操作や、行方の分からなくなった人の捜索に使用される事がありますが、現在の日本では、千里眼の実証はされておらず、オカルト的に考えられている傾向があります。